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山崎元の「若い人はFIREより自己投資」への3つの違和感

若いうちはFIREを目指すより
自己投資した方がいいって聞くけど?

「若い人はFIREより自己投資」ってよく聞きますよね。
参考:https://www.youtube.com/watch?v=m3aJ7fW7GBs

でもそれってホント?
何か違和感を感じませんか?

この記事では、東大生の筆者が

  • 「若い人はFIREより自己投資にお金を使え」に感じる3つの違和感

を書いています。

この記事を読めば、FIREと自己投資についてスッキリわかりますよ!

自己投資とは、時間の投資である

まず、自己投資って、お金の投資というよりも「時間」の投資なんで、
FIREと同列に語られると違和感があるんですよね。

自己投資には、

  • 海外大学院に行ってMBAを取得する
  • 予備校に行って司法試験を目指す

といったお金のかかるものもありますが、

といった、テキスト代と受験料くらいでできるものもあります。

このどちらにも共通するのが「勉強する時間が必要だ」ということ。

自己投資の本質は、時間の投資なんです。

↓自己投資にそんなにお金はいらないでしょ、という話はこちらにも書いています。

筆者の場合、塾もほとんど使わずに東京大学に現役合格しました。
一方、予備校代50万円を払ってもらい難関資格を目指しましたが、
いまいち気乗りせず勉強しなかったので試験に落ちてしまいました。

なので、自己投資に必要なのは「自分で作業する時間」だということは
誰よりもわかっています。

FIREを目指しながら自分の時間を作って自己投資をする、ということも
できる人には可能だと思います。

収入を伸ばすための自己投資なら、
自己投資 or FIRE という選択にはなりませんし。

生活のための仕事で、自己投資の時間が取れない

残業もあるし、
自己投資の時間なんて取れないよ!

という方も多いのではないでしょうか。

私の友人で、交代勤務の工場で働いている人がいます。

彼は、日勤の時は残業も合わせて11時間、夜勤の時は10時間働いています。
休日は、日頃の疲れとストレス解消のためにたくさん眠ってしまいます。

残業は職務命令なので逆らえないですし、
生活保護でも受けない限りは、仕事は必要なのでこれ以上どうしようもないという状況です。

休息の時間も必要です。

また、コロナ不況で転職状況もよくありません。

こういう状況の人に対して「FIREよりも自己投資」って言葉は
あまり意味がないですよね。

だってこれ以上自己投資の時間の作りようがないんですもん。

仕事が嫌なら、人生よよよさんのように頑張ってFIREするしかないと思います。

FIREして初めて、自己投資のための時間が作れる人も多いのでは?

自己投資は、卵を1つのカゴに盛る行為である

自己投資に意外なリスクがあることをご存知ですか?

それは、「健康リスク」です。

筆者は、東京大学まで行ったもののコロナ禍でうつ病を発症し、
なんとか卒業を目指している状況です。

こんなことなら、地元の国立大学で十分だったなーと
思っています。結果論ですが。

自分に全ベットして蓄えもなく、メンタルで数年働けない…となったら、
「なんのための自己投資?」ってなります。

また、筆者の親戚の、起業したおじさん(カモネギおじさん)は、
ひょんなことから手に入れた不動産収入900万円余りを
全額自己投資(という名の高額起業塾)に投入しました。

その結果は…2500万円の赤字企業の爆誕です。

このように、「騙されるリスク」も存在します。

カモネギおじさんの詳細はこちら

筆者の個人的見解ですが、「自己投資、自己投資」と言ってる人に限って
結果が出ないんですよね…。

自己投資は、卵を1つのカゴに盛る行為です。

リスクヘッジのために、お金の投資もしておいた方が安全だと思います。

まとめ

「若い人はFIREより自己投資」に感じる3つの違和感とは、

  1. 自己投資は、時間の投資である
  2. FIREして初めて、自己投資の時間が取れる人もいる
  3. 自己投資一点集中は、卵を1つのカゴに盛る行為である

です。

お金のかかる自己投資をするなら、
お金の投資もリスクヘッジのためにした方がいいと筆者は考えます。

また、FIREを目指すことと、収入アップのための自己投資は
できる人には両立可能です。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。