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山奥ニートの老後は「わからない」が正解

山奥ニート、憧れるけど
老後はどうするの?

こんな疑問、湧いてきますよね。

この記事では、里山ニートの筆者が

  • 山奥ニートの老後は、「わかりません」が正解

という話をしています。

老後なんてわかります?

今、一生懸命働いている20代〜30代の人にとっても
老後なんてわからないと思います。

  • 年金はいくらもらえるのか
  • いつまで働けるのか
  • 急な病気になって、医療費がいくらかかるのか

用意していても、それ以上のことが降りかかってくる可能性はあります。

筆者は東京大学に行き、バリバリ働くつもりでしたが、
現在はうつ病で寝たり起きたり、散歩したりの生活です。
一応大学には在学していますが、ニート状態です。

人生はわからないもの。

許容以上の不幸が重なってしまったら、どうしようもないですよね。

最悪公的扶助や親族に頼るしかない、ということもあります。
ただ、これはどんなお金持ちにも言えることです。

人生何が起こるかわかりませんから。

山奥ニートだと年金は、少なくなる

これは言えます。

山奥ニート

  • キャンプ場の手伝い(バイト)
  • 梅の仕事(バイト)
  • 街に下りてバイト
  • ブログ収入

などで生計を立てているので、厚生年金はもらえません。

そうすると、国民年金だけとなります。

令和3年度の老齢基礎年金(国民年金)は65,075円だそうです。

山奥ニートは支出が少ない

山奥ニート生活だと、支出は少なくて済みます。
食費・光熱水費込みで月2万円で暮らせるそうです。

年金生活なら、税金や年金の負担もかなり軽くなるので
月6.5万円の年金でも暮らしていけそうですよね。

もっとも、

  • 将来の年金がいくらになるのか
  • 物価上昇(インフレ)がどの程度進むのか

などにも左右されるので、
国民年金で山奥ニートは暮らせる!」とまでは言い切れません。

問題は、何歳まで山にいられるか

何歳まで山にいられるでしょう。

足腰立たなくなったら、街に下りてきて老人ホームに入るしかないのでしょうか?

そもそも、将来、少子化がさらに進んでいるはずで、
誰が介護してくれるのでしょうか?

山奥ニートの和歌山の集落には、
5人のおじいさん・おばあさんが住んでいるそうです。

そんなふうに、山で歳を取ることも可能なのではないでしょうか。

うちのおばあちゃんは、認知症です。
ボケボケな時とアタマが冴えてる時があります。

おばあちゃんは「家が命」なので、
ボケボケのヨボヨボでも草むしりをしたり、洗濯物を入れてくれたりしています。

うちのおばあちゃんは、家にいることで
老いに抗っているような感じです。
きっと施設に無理に入れたら、あっと言う間にボケきってしまうでしょう。

そんなふうに、山で老いて死んでいくのもありだと思います。

山奥ニートは最後の桃源郷

山奥ニート、老後はどうするの?

の答えは、「わからない」だと思います。
そしてそれで正解なんです。

そもそも、石井さんたち山奥ニートが山奥で暮らしているのは、
「ふつう」が無理だったからですよね。

普通に大学を出て、普通に新卒で就職して
普通に結婚して、普通に子供を産んで。

「ふつう」のレベルが高すぎると感じた人たちが山奥ニートになっているわけです。
最後の桃源郷だったわけです。

それなのに、「老後はどうするの?」「普通の老後は暮らせないよ?」という質問は
的外れです。

今を生きるだけで精一杯なんです。

もう、普通なんてまっぴらごめんだから。