現役大学生が投資、始めてみた【つみたてNISA・投資信託】
投資を始めてみたい!
でもどんな感じかわからない!
こんなお悩み、ありませんか?
大学生だと周りに投資をやっている人も少なくて不安になってしまいますよね。
この記事では、実際に10ヶ月つみたてNISAをやっている現役大学生(東大生)の筆者が
- つみたてNISAとは?
- 投資先は?何を買っているのか?
- 投資のリターンは?
- 大学生が投資することへの批判
を取り上げています。
この記事を読めば、大学生がつみたてNISAをやるイメージが湧きますよ!
つみたてNISAとは?
つみたてNISAとは、少額投資非課税制度(NISA)のつみたて版。
つみたてNISAの口座では、年間40万円まで投資信託につみたてで購入していくと、
最長20年間にわたって利益にかかる税金が0円になります。
国が税金をサービスしてくれるお得な制度です。
また、中身の投資信託についても、金融庁が独自に定めた基準を満たすものだけ。
つまり、手数料でぼったくられたり成績の悪い投資信託はそもそもつみたてNISAでは買えません。
国がオススメの投資先を選んでくれているので投資初心者でも安心です。
月に1000円からでも始められるので、
資金の少ない大学生にぴったりです。
投資信託とは?
投資信託って?株と違うの?
投資信託とは
「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品
投資信託協会
ざっくり言うと、株というおかずがたくさん入ったお弁当のようなものです。
ふつう、株式投資といえばひとつの会社ごとに株を買います。
その会社の業績が悪化したり、倒産したりすれば株は紙くずになってしまいます。
でも、投資信託ならいろいろな会社の株を少しずつ持っているような状態になります。
1つの会社の業績悪化や倒産があっても影響はわずかになります。
投資額が少なく(~100万円)、投資経験がないなら
いろんな株が入っている投資信託を買ったほうが安全です。
1つ1つの会社のことはわからないから、
投資信託を買おうかな!
なぜ大学生が投資なのか?
大学生のうちに投資を始めるべき理由は、
- 早く始めるほど、複利の効果でお得だから
- 社会人になると時間がないから
です。
順番に紹介します!
理由①複利の効果でお得だから
早く始めるほど複利の効果でお金が増えていくのでお得だからです。
複利とは「利子にもまた利子がつくこと。」
1年目 元本100 + 利子5、
2年目 元本105 + 利子5、
3年目 元本110 + 利子5、
…
というように、利子にも利子がつくことで
雪だるま式にどんどんお金が増えていきます。
増えていく時間が長いほど有利なので、
投資はできるだけ早く始めたほうがお得です。
理由②社会人になると時間がないから
また、社会人になると忙しくて、証券口座を開くのも一苦労です。
会社員の友人に
投資始めたら?
めっちゃ得してるよ!
と勧めても、
忙しくて口座開くのもめんどくさい。
調べる時間も無いしー…
とやらずじまいでした。
確かに、証券口座を開くにはマイナンバーカードが必要だったり、
色々とめんどくさい手続きがあります。
時間に余裕のある学生のうちに、
- 証券口座を開いたり
- 投資先について調べたり
しておくことをオススメします。
証券口座を開くだけならお金は必要ないですしね。
元手はどうしているのか?
私はバイトをしていないので、
元手は
- 仕送り
- 給付型奨学金
です。
給付型奨学金は、所得にかかわらずもらえるもので、
担当教授からも「株に使っても良い」とお墨付きをいただいてます。
それと生活費をなるべく節約してお金をつくっています。
現在は月に6.6万円ずつ積み立てています。
つみたてNISAは月3.3万円までなので
それを超える分は特定口座で積み立てています。
↓奨学金を借りて投資することについてはこちら
投資先は?投資信託は何を買っているのか
- SBI全世界株式インデックスファンド(雪だるま)
- SBI・V・S&P500
を買っています。
最初は「米国株しか勝たん!」と思って
S&P500連動のファンドを買っていました。
S&P500というのは日経平均の米国版みたいなもので、
要するに米国の会社500社に投資するようなものです。
ここにはアップルやアマゾンといった超有力株も含まれます。
↓全世界か?米国か?はこちら
でも、やっぱり中国やインドも気になる…と思い
全世界株に変えました。
現在は月6.6万円をすべてSBI全世界株式インデックスファンドに入れています。
↓どの全世界株インデックスファンドを買うか?はこちら
投資リターンは?
元利合計で72万円、約14万円のプラスでした。
運用期間は約10ヶ月です。
コロナ後の相場にうまく乗れた感じです。
14万円となると1ヶ月のバイト代より多いですよね!
短期のリターンは追及してもしょうがない部分ではありますが、
運用してプラスだと嬉しいですね。
投資の目的は?
老後資金確保と経済的自由のためです。
月6.6万円の投資を20年続けると約2713万円となり、
老後2000万円問題が解決します。
働き始めてからいくら投資できるかは、まだわかりませんが、
今のところはできるだけ投資していきます。
大学生が投資することへの批判
大学生が投資することに対する批判は、
- 大学生は株式よりも自己投資をすべきだ
- 学生なのに投資なんてけしからん
という2つの批判があると思います。
順番に実体験を交えてご紹介したいと思います!
大学生は自己投資にお金を使うべき?
筆者は50万円を払って資格スクールに行きました。
難関国家資格を取るように親に言われたからです。
しかし、あまり気乗りせず、当然試験には受かりませんでした。
その上、勉強のストレスからかうつ病になってしまいました。
今ではうつ病からの回復が最優先で、この先働けるのかどうかもわかりません。
筆者の例は極端な話かもしれませんが、
「自己投資」って魔法の言葉ですよね。
投資の世界には「卵を1つのカゴに盛るな」という格言があります。
投資先は分散してリスクを小さくしなさい、という意味です。
自己投資は「自分」という1つのものに投資をするので、
卵を1つのカゴに盛る行為。
成功すればでかいですが、失敗すると投資額が全てムダになってしまいます。
個人的には、大学生は誰でも株式投資より自己投資!というよりは
「何か夢中になれるものがあるなら自己投資」で良いと思います。
筆者みたいにやりたくもないのに自己投資すると、
結果が伴わないばかりか、うつ病というマイナスを抱えてしまう結果にもなります。
何か夢中になれること、やりたいことがあれば
自己投資を優先させましょう!
学生が投資なんてけしからん?
我が家はひいおじいちゃんの代から投資をしていたので
投資信託を買うと家族に告げても「ふーん」で済みましたが、
人によっては家族に反対されることもあると思います。
その1つが「学生なのに投資なんて…」というもの。
この意見の背景には、
- 学費を親に払ってもらっておいて投資?
- 投資なんて損するだけ
- 自立してから投資しなさい
などの考えがあるように思います。
お小遣いでゲーム機を買うのが良くて、株を買うのがダメな理由はありません。
学生でも、お小遣いやバイトで稼いだお金で株や投資信託を買うのは
いいと思います。
投資を始めたら学費まで全部払え!というのも変な話ですしね。
また、「投資なんて損するだけ」という意見は間違っています。
つみたてNISAの対象銘柄は全て含み益、つまり得をしている状態だそうですよ。
(『つみたてNISA対象投信、すべてが含み益に』日経新聞)
大学生はもう大人ですから、周りに反対されたとしても
投資をやったらいいと思います。
まとめ
- 投資初心者はつみたてNISAを始めよう
- 筆者は投資を始めて10ヶ月で14万円のプラス
今日が一番若い日。
投資は複利の効果があるので、早く始めるほどお得です。
大学生のあなたも、そうでないあなたも
投資を始めるなら今!ですよ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。