【約25万円】大学生協のパソコンはお得か?【駒場モデル】
結論:安心は高くつく
保証は、保険と同じく万が一の出費に備えるためにつけるものです。
その性質上、保証を受ける人・補償金額が少ないから成り立っています。
たまたま運良く(?)保証期間内に壊れた人は得をするかもしれないけれど、
多くの人は損をするようにできています。
従って、高いお金を払って保証をつけるのではなく、パソコンの修理代・買い替え費用は
積み立てで貯めておくことをお勧めします。
また、MacBookの場合、Apple公式が1年間の保証をつけてくれているので
初期不良には対応できます。
駒場モデルパソコンとは?
駒場モデルパソコンは、東京大学の新入生の約3人に1人が購入するパソコンです。
「東大のパソコンはiMacだからMacに慣れておいた方がいい」
「みんな買っている」「生協のサポートがある」と言われて買う人が多いです。
入学準備でバタバタしている時に案内があるので、必要だと思って買ってしまうんですよね^^;
駒場モデルパソコンは、13インチのMacBookProとbrotherのプリンター、
その他パソコン機器(外付けHDD、USBハブ、DVD/CDプレーヤー)のセットで販売されており、
総額約25万円です。
ちなみに、他の大学生協も同様のパソコンセットを販売しています。
なぜこんなに高いの?
MacBook Pro(13インチ) は134,800円(税別)〜の販売ですし、
Brotherのプリンターは下位モデルであれば2万円程度で買えます。
その他のパソコン周辺機器と合わせても20万円で収まるでしょう。
ところが駒場モデルパソコンはセットで約25万円。
およそ5万円も高いです。
駒場モデルパソコンが約5万円も高いのは、以下のような手厚い保証がついているからです。
- 4年間パソコン修理費用保証
- 修理中の代替機貸し出し無料
- 充電ケーブル・USBハブの無料貸与
- 月2回のパソコン無料点検会
- 生協窓口でのパソコン操作相談対応
自己負担金がかかる可能性
保証期間内でも、水濡れや落下など持ち主の過失が原因の故障には5000円〜の自己負担金が課せられます。
詳細は不明ですが、故障の程度によっては高額の自己負担金がかかる可能性もあるとのことです。
そうすると、「入学時に生協の保証つきPCを買ったから修理費用の貯金はいらない!」
とはならないということですね。
予想外の出費に備え、別途貯金しておく必要があります。
貸し出しサービスは必要か?
パソコンの有料レンタルサービスにはお手頃なものがあります。
https://www.rakuten.ne.jp/gold/rentalman/
こちらは、最短即日発送、Office付きパソコン1ヶ月8300円〜とのこと。
修理は10日〜2週間で終わるので1ヶ月レンタルできれば十分です。
ちなみに、学内には備え付けのPCも相当数ありますし、講義のメモは手書きや録音などで代替可能です。
「大至急PCを借りなきゃ終わる」みたいな状況にはなりません。
大学生協の保証を利用するよりも、必要に応じてレンタルサービスを利用する方が
リーズナブルでしょう。
たかが5万と侮るなかれ
4年間で5万円なら、1年あたり12500円。これで安心が買えるなら安いもの♪
本当にそうでしょうか?
5万円を4年間、年利5%で運用すると6万750円。
仮に20年間運用したら13万2665円です。
「そのお金を投資に回したらいくらになるか」と考えると、
決して無視できない金額になります。
上手にパソコンを買う人
東大生の友人の一人は、とても上手にパソコンを買っていました。
お目当てのパソコンとプリンターをレジに持っていき、
「これとこれ。で…なんぼになる?」
この魔法の一言で、1万円くらい値引きしてもらったそうです。
友人曰く、「家電量販店では店員の裁量で下げられる額が決まっているから、むしろ
値切らんとぼったくられるで!!」とのこと。
私はお店で値切る勇気はありませんが、「保証や周りに釣られて、何も考えずに買うのはやめよう」と
強く思った出来事でした。
まとめ
- 大学生協のパソコンは保証がついている分割高
- 無料で修理できるとは限らない
- 無料貸し出しサービスは不要
- しっかり考えて物を買おう
合言葉は、「安心は高くつく」
本当に保証をつけないとダメなのか?他にお得な商品はないか?
一度、考えてから購入しましょう!