車両保険は必要ない
保険は
- 起こる可能性は低いけれども、
- 万が一起こったらものすごい損害が発生する
物事に備えるためのものです。
結論としては、
「車両保険は、いりません。」
最近、家族が車の当て逃げに遭ってしまったことで、
やっぱり車両保険は要らないと痛感しました。
※今回の内容はあくまでも私の家族の場合です。保険の契約内容によって保険料や保険金支払いなどの詳細は異なります。
ご自身の保険を見直される場合には、複数の見積もりを取って内容を比較してください。また、保険契約をされる場合には約款をよく読んでください。
当て逃げに遭いました
年末、近所のスーパーにて買い物をしていました。
10分程度の間だったのですが、車に戻ってみると
- 車のドアノブが大破して散乱
- ドアに縦の筋が入っている
- ドアが凹んでいる
- 助手席のドアが開かないので助手席に乗れない
という何とも無惨な状態に…。
状況から見て、ドアパンチだと思います。
幸い、自動車に乗れないほどの事故ではなかったですし、人身の被害もありませんでした。
しかし、車は何ともかわいそうな見た目になってしまいました…。
↓こういうので傷は隠せそうですが、ドアが開かないのは困ります。
警察に相談
ひとまず事故証明を取るために警察に相談。
しかし隣の車は既におらず、相手方を見つけることは難しいだろうということでした。
中には、後になって名乗り出る方もいるそうですが、あまり期待できません。
警察によると、その日は風が強く、同様の事故がとても多かったそうです。
警察の方では交通事故として処理されました。
(自分が事故を起こしたわけではないので、免許の色は変わりません。)
相手方がわかっていれば相手の保険で修理できますが、相手がわからない以上、
自腹で修理しなければなりません…。
また、警察の方に「止まっていた車が当てた車かどうかはわからない。決定的証拠がないと何とも…」と
言われました。
サイドなので、ドラレコのサイドカメラがない限り決定的瞬間はわからないと思います。
ドアパンチ対策には、ドラレコのサイドカメラをつけるのも一案ですね。
↓サイドが撮影できるドラレコ
保険会社に問い合わせてわかったこと
車両保険に入っていたので、早速保険会社に問い合わせしました。
支払いの上限額がある
まず、今回のような事故では
保険金は10万円までしか支払えない
と、言われました。
仮にドア交換をすることになって修理に何十万円もかかったとしても、10万円を超える分は自腹になるということです。
10万円以内であれば、貯金で対応できますよね。
そもそも、自分の車両の損害は保険で対応するものではないと思いました。
等級が下がる
今回の事故では、保険等級が3等級下がると言われました。
ただ当て逃げに遭ってしまっただけで、
「事故を起こしやすい運転手」と判断されているように感じます。
保険の制度なので仕方ないですね。
保険料が上がる!!
当て逃げ被害であっても、保険を使って等級が下がると保険料が上がります。
具体的には、
- 来年の保険料が3万円アップ
- 再来年の保険料が2.7万円アップ
ということでした。
ドアの修理にいくらかかるかもわからないのに+5.7万円??
ドアの修理が5.7万円未満で済めば、完全に損です。
保険の内容が複雑で意味不明
さらには、「1年契約なら等級が3等級下がるが、3年契約だから等級が1等級しか下がらない。」「等級は1等級ダウンだけど保険料は3等級ダウンと同じだけ上がる」とのこと。
等級と保険料はどうなるのか?
等級は、 19(2022年)→20(2023年)→20(2024年)
保険料は +3万円 →+2.7万円 → +なし
…これ、すぐに理解できますか?私はわかりませんでした。
どうも、事故あり係数が関係しているようです。
うがった見方をすれば
「わかりにくくして、損してる感覚にならないよう錯覚させている」ようにしか思えません。
保険会社とのやりとりに時間がかかる
「年末年始で保険会社のシステムが確認できない」と言われ、等級や保険料のことを確かめるために何回も電話でやりとりをしました。
保険を使わず自分で修理するなら、修理工場に持っていくだけで済んだのに…。
絶対に保険が必要な対人・対物の事故なら仕方がないですが、
軽い自損事故や当て逃げ(物損)で保険を使うのは時間コストの点でも損だと思いました。
まとめ
- 車両保険の保険金の上限額は低い
- 等級が下がり、保険料がすごく上がる
- 保険の内容が複雑怪奇
- 保険を使うと時間コストがかかる
以上の点から、やっぱり自動車保険の車両保険は必要ありません。
今現在入っている方は、保険を見直されることをオススメします!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。